みおこし

食べて、祈って、恋をしてのみおこしのレビュー・感想・評価

食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)
3.5
ローマにまつわる映画鑑賞中!今回はジュリア・ロバーツがイタリア、インド、バリを巡るオシャレな旅映画。

離婚したばかりのライターのリズは、新たに付き合い始めた彼氏とも上手くいかず、仕事も暗礁に乗り上げたことから、一念発起して1年間ニューヨークを離れ、海外へ旅に出ることに。3ヶ国を巡るうちに彼女が悟ったこととは...。

まさに海外逃亡したくてたまらないOLにはぴったりすぎる一本(笑)。3ヶ国とも個人的に行ったことのない国だったので、映画を通じて行ってみたい興味も沸きました!
ローマはやっぱり食や芸術が魅力、人生を心から楽しむ人々たちがたくさん暮らしていて、あらゆることにパッションを絶やさないその生き方に心惹かれますね。美しい街並みも心洗われます。やっぱりスペイン広場でジェラートは誰でも食べるんですね!リズことジュリアが食べていたパスタも美味しそうだったな〜。
そこから一気に対照的なインドでの滞在。質素で最低限の物資だけで、煩悩からかけ離れた生活を送ることになり戸惑うリズ。いきなりローマ生活からインド生活に切り替えるのは間違いなく大変だろうなと...。実際にかなり追い詰められて自分を見失うシーンもありました。(それにしても周りに当たり散らし過ぎてちょっと共感できなかったけど...。)現地で出会うアメリカ人リチャード・ジェンキンスもまた良かったです。
ラストのバリ島は、胸踊るお熱い恋が描かれていて、とにかくフェリペ役のハビエル・バルデムが濃かった!!真夏ゆえになおさら濃かった!!!!(笑)でもあの包み込むような包容力、なんだかとっても魅力的。なんだかペネロペ・クルズが羨ましくなっちゃいました。

未知の世界を旅を通して発見することで、見聞を広めたいという思いが募る一方で、リズが現地の人たちと丁寧にコミュニケーションを図り、絆を深めていく姿に感銘。各国で出会った、自分とは国籍も過ごしてきた環境も異なる人たちとの交流って本当に貴重。海を越えて同じ思いや経験を共有できる素敵な仲間をたくさん見つけたいなと教えてくれる映画でした。
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