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現金に手を出すなのkyonのレビュー・感想・評価

現金に手を出すな(1954年製作の映画)
4.5
課題作品で鑑賞。
ジャック・ベッケル初めて観たけど、お、面白い〜!!

5000万円分の金塊が盗まれた事件を伏線にダンディな男、マックスと相棒リトンの生き様を描いたサスペンスかつハードボイルド。

こういう展開かな?っていうのは見えるし当たるところもいくつかあるんだけど、それを見せるなだらかな画面構成が気持ち良い。

長回しや目線のショット、表情、台詞回し、音楽…いろいろな要素が洗練されているんだけど、個人的には車を運転する一連のシークエンスが好き。

鏡ごしに追ってくる車を映したり、運転席からのアングル、上から車が走り去るショット…初めて観るカットではないはずなのに惹かれる不思議。

最後の絵画とリトンのショットも一瞬でそれが何を意味するかわかるからすごいよね!

女性たちのスタイルもいい。
眉上バングにしたくなるじゃないか。キュッと身体のラインの出たワンピースが着たくなるじゃないか。笑

1950年代前半に撮られた作品っていうのもあって、40年代〜50年代のスタイルが混ざってる印象。

ダンディなおじさま、危険な香りがするおじさまにときめいちゃう、かも笑
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