完全自己満足でお送りする不定期企画『レビュー0件映画を鑑賞してみた』
　これはFilmarks内で未だレビュー投稿のない作品をあえて鑑賞し、レビューを書いてみようじゃないかという、無謀かつ誰得な企画です。

　とりあえずのルールとして、Markされていても、レビュー欄が空欄だったり、あったとしても「記録」や「過去鑑賞」のような、レビューとは言い難い内容の書き込みもレビュー無しとみなします。

　さて、今回鑑賞した作品は……
　『欲望の裏側』　LDで鑑賞。
　1986年　スペイン　　恋愛、サスペンス、スリラー　　先客3名様

　妻子をフランスに残し、スペインで仕事をしているロベールは、DV夫のマリオから逃れて娘のアンナと暮らしているローラと出会い、愛し合うようになる。二人はやがて一緒に暮らし始め、アンナもロベールのことを「パパ」と呼ぶほど懐くように。
　しかし、そんな幸せな日々に暗雲が広がる。ローラの別居中のマリオが、二人が暮らしているアパートを見つけ出したのだ。
　ローラに強引に迫るマリオ。彼への愛は失っても、彼への欲望だけは消えていなかったローラは根負けし、一夜を共にしてしまう……。

　情熱の国スペインで情熱的な愛を交わす男と女の危険なラブ・ストーリー。
　いやはやドロッドロですわ。

　前半の展開はかなりハイペースで、ロベールはスペインに着いたその日にすでにローラとベッドイン。そしてあれよあれよという間に同居。この手際の良さ、見習いたい。

　とにかく異常者としか思えないほど暴力的なマリオ。彼の過去から、ひょっとしてPTSDを患ってる?　と思ったけれど、劇中では何の説明も無し。
　終盤は、アンナの父親がマリオなのか別の男なのかという問題が発生し、一転してサスペンス風になり、急展開を迎える。

　男性目線だと「女ってやつは……」と思うかもしれないし、女性目線だと「男ってサイテーね」と思うかもしれない作品。

　どうでもいいけど、タテに真っ二つに切られたロブスターが熱々の鉄板の上に置かれても足や触角が動いてるシーンが軽くホラー。

• #レビュー0件映画を鑑賞してみた

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