1994年ルワンダでツチ族が対立していたフツ族の民兵に大量虐殺されるという事件を映画化したもの。
このままでは殺されてしまうと分かっていても、国連、軍も手出しできない現実。助けてもらえると思ってきたのに絶望的だった。こんなことがたった26年前に起きていたとは…。
印象的だったのは軍達が撤退することが分かったとき『撤退なさる前にお願いがあります。私達を銃殺してください。ナタで殺されたくない。銃なら一瞬で苦痛を感じないから。』
究極の選択だっただろう。いっそ死ぬのなら苦しみたくないと。このツチ族たちの気持ちは計り知れない。
ツチ族とフツ族
見た目も言語も明確な違いは特にないのに、歴史的大事件にまでなってしまった。こんな事件になる前になんとかならなかったのか。
二度とこの悲劇を繰り返さないためにも国際的に連携して対処していく必要があるだろう
原題のSHOOTING DOGS
かなり皮肉なタイトルになっていた