すごいものを観ました。
だめなミュージカルは、突然歌い始めると違和感が有るのですが、この映画はコメディーが緩衝材になっていて、違和感がありません。
有名な船室のシーンから、ビュッフェのサンタルチアの歌から甲版の群舞、ピアノ、ハープの演奏につながる流れが特によいです。みんな楽しそうに生き生きしてます。
特にピアノで人差し指でメロディー、中指でグリッサンドし、最後は、親指で締める演奏は、まねしたくなります。
全編ギャグが、おおらかで体をはってて圧巻です。
オペラハウスを使ったドタバタコメディーはめったにお目にかかれません。結末もスマートでした。