ktyさんの映画レビュー・感想・評価

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ハイヒールを履いた女(2012年製作の映画)

3.0

シャーロット・ランプリングの気品は枯れかけた花の様で、憂いを秘めたガブリエル・バーンとの遭遇に期待、、、

冷たく陰鬱な明け方のロンドンの寂寥感と、すれ違う二人は絵になるけど、うーん、、、また口直しし
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柴公園(2019年製作の映画)

3.9

柴犬のテレビドラマの映画化

タワマンの三人の中年男と柴犬の日常のドラマ。映画では主人公のあたるパパを演じる渋皮清彦中心に展開する。

脚本が面白いので二度観たけど、言葉の選び方が教養を試されてるみた
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nude(2010年製作の映画)

3.0

『シルク』で静かな演技が印象的だった渡辺奈緒子の初主演、AV女優の自伝の映画化。

彼女はとっくに引退し、所属した事務所も見当たらない。

綺麗で演技も巧い女優さんだったのに、こんな作品が初主演作とは
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小さいおうち(2013年製作の映画)

3.8

昭和11年、東北から上京し、松たか子演じる奥様の家の女中タキを演じる黒木華の生涯を、舞台となった赤い屋根の小さい家を中心に描いたホームドラマ。

晩年のタキを演じる倍賞千恵子の書いた自伝のノートを軸に
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シルク(2007年製作の映画)

5.0

芦名星、キーラ・ナイトレイ、中谷美紀、渡辺奈緒子の美しさ、古い日本の雪の山村と欧州の森を愛でる作品

芦名星は2020年に自殺したとは、惜しい。冒頭のカットは、なぜ必要か?最後まで観ると、ジワッとくる
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マッチポイント(2005年製作の映画)

3.0

アイルランド出身の青年テニスコーチが、ロンドンの上流階級の家庭に食い込む物語。

ウディ・アレンの監督、脚本だから皮肉で笑えてほろ苦い作品かと思ったら、、、予想を裏切られました。

邦題は『クズ男』が
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ブルー・マインド(2017年製作の映画)

2.9

多感な少女の孤独な暴走かと思ったら、、、ダーク・ファンタジー

もし日本版を作るなら、夏祭りの金魚すくいは外せない。

シアンの青い色を基調にした抑制した映像とドイツ語の会話が聞けるスイスの映画という
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プロヴァンスの休日(2014年製作の映画)

3.8

南仏の田舎町に住む祖父母とパリから来た三人の孫の夏休みの交流。

祖父を演じるジャン・レノの頑固で短気な男の寂しさや笑いや怒りの感情表現、
祖母を演じるアンナ・ガリエナの包容力、次男の聴覚障害を持つテ
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危険なメソッド(2011年製作の映画)

4.3

ユングと、患者のザビーナとの官能的な関係、ユングとフロイトの間の精神医学の根本的な価値観の対立を描いた文芸作品。

学問の進歩が旧来の権威を否定し新しい権威を築くことで繰り返されるとしたら、精神分析に
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地獄の警備員(1992年製作の映画)

3.8

1992年バブル期の総合商社に新設された美術部門に配属されたヒロインと、新入りの警備員の物語。

警備員を演じる松重豊が、ぶっきらぼうで上司に口の聞き方を知らない。よく採用されたものだと思ったら行動が
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牙狼之介(1966年製作の映画)

3.7

五社英雄監督、夏八木勲主演の
西部劇風チャンバラ 1966年 73分 

劇画『子連れ狼』から抜け出したような精悍な侍を夏八木勲が演じる。
その名は牙狼之介。名字がきば、名前がおおかみのすけ!幼少時に
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めくら狼(1963年製作の映画)

3.7

原作横溝正史、脚本笠原和夫、父親に博打で売られる悲惨な娘、志乃役の藤純子と、めくらで居合いの達人、言ってみれば「陽気な座頭市」、捨五郎を演じる、東映時代劇のスター、東千代之介の大阪任侠人情ドラマ 19>>続きを読む

グランド・ジャーニー(2019年製作の映画)

4.0

フランスの田舎の河辺で、超軽量飛行機に乗って、絶滅寸前の渡り鳥である子ガモたちに飛行ルートを教えるプロジェクトに夢中の父親。
最初はスマホゲームに夢中だった息子。二人が、鳥達と共に成長する物語。

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あるいは裏切りという名の犬(2004年製作の映画)

4.5

フレンチ・ノワールの傑作!😆😆😆

パリの現金輸送車が武装集団に襲われ、ダニエル・オートゥイユ演じるレオ・ヴリンクス警視の指揮下で捜査が開始された。犯人グループとの壮絶な戦いから思わぬ展開に、、、
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.5

試写会帰宅中なう🙏
マット・デイモンが、50代の失業中の一人親で、オクラホマ州のスティルウォーターという地味な街出身。
フランスのマルセイユに留学した一人娘が友人殺しで収監しているのを何とかしようと奔
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DIVOC-12(2021年製作の映画)

3.8

武漢熱の蔓延で閉塞した世の中、創作活動はウイルスに負けないという気概を示す12人の監督の短編オムニバス。

静かな作品が多い中、中元雄監督の『死霊軍団怒りのDIY』での清野菜名のサービス精神旺盛なアク
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.3

イヤミス傑作
昨日観たPerfect Careの主役、ロザムンド・パイク主演作。
ザ胸糞、、、ああ、先にこちらを観てからPerfect Careを観るべきだったと後悔。
デビッド・フィンチャー監督作品
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

4.5

今年最初の、法定後見人娯楽作品

後見人のモラルとは何か深く考えさせられる胸糞クライムサスペンスコメディ。

これから老人が増えるに連れ、社会問題になるであろう法定後見人制度のあり方を、ハラハラドキド
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潜水服は蝶の夢を見る(2007年製作の映画)

4.0

今年最後のレビューです。
皆様、良いお年を😊

ファッション誌ELLEの編集長が突然、脳梗塞で倒れ、全身マヒ、左目以外動かせない状態に。

闘病生活の中、まばたきでの言語コミュニケーションで小説を執筆
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アイスと雨音(2017年製作の映画)

3.1

劇中劇で、モロハの音楽の融合とか、長回しとか施設の使い方とか意欲的な演出は素晴らしい。

自意識過剰で自己を正当化しようとする若さゆえの価値観は懐かしささえ感じた。

ただ絶叫シーンが多すぎて興ざめし
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音楽(2019年製作の映画)

2.9

ほんわかした不良のゆっくり時間が流れる学園ロックアニメ

水彩画の背景と、登場人物の線だけのゆるい顔、敵キャラのトサカ頭、女子高生のパーマ頭とか紙芝居のような質感が
好きな人向け。

ロックの名盤ジャ
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静かな雨(2020年製作の映画)

4.0

こんな女の子が焼いてくれる鯛焼き屋が近所にあれば通っただろうなあ、、、と何度思ったことだろう。既視感がある街並みだと思ったら多摩丘陵。

高木正勝の優しい素朴な音色、映像に合わせて、余白というか休符の
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静かなる決闘(1949年製作の映画)

5.0

野戦病院の医師を演じる三船敏郎が、患者の血から梅毒を移され苦悩する物語

照明による影の揺らめきが上手い。影が人物の立体感に貢献している。

伊福部明は管楽器、弦楽器、オルゴール、ハーモニカなど楽器を
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忌野清志郎 ナニワサリバンショー 〜感度サイコー!!!〜(2011年製作の映画)

3.5

未発表曲
俺は後ろのヤツらのためにやってきた♪
この曲の詩だけで感動しました。
こんな弱い人のための詩が書けるのは、
流石、清志郎さん。

おろち(2008年製作の映画)

3.4

楳図かずお原作、直球のホラー。
洋館のセット、特に階段がいい。
衣装も家具も世界観に合ってる。

梅図漫画の特徴といえば、狂った瞳の目力。木村佳乃と中越典子は似合うけど、おろち役は、谷村美月より、橋本
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オリヲン座からの招待状(2007年製作の映画)

4.0

京都弁の世界。単館映画館の昭和32年から終焉までの歴史の証人になれます。

加瀬亮と宮沢りえと宇崎竜童のかわす優しい台詞、
田口トモロヲと樋口可南子の冷めた間、
原田芳雄と中原ひとみの老成、
劇伴の控
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ロックンロールミシン(2002年製作の映画)

3.7

加瀬亮演じる内気な会社員が、インディーズ・ファッション・デザイナーの旧友と再開し、青春に回帰する夏の日々。

池内博之の尖ったデザイナーのセンスに任せて猪突猛進する演技が野生的。

一方加瀬亮の真面目
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暴力教室(1976年製作の映画)

2.9

松田優作が演じる高校教師が、舘ひろし率いる不良生徒達と壮絶な殴り合い。

この不良生徒達、年取り過ぎ。
松田優作は、手足が長いからアクション
に華があるが狂気じみ。
南条弘二はこの前年に『男組』の神竜
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

3.7

ケイト・ウィンスレットは視線と指先で繊細な心理を表現するのがうまい。

相手の坊やは、もうちょっとハンサムな方が感情移入できたのだが、残念。

ドイツの話だから、ドイツ語のほうが良かった。英語は聞き取
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マシンガン・ツアー リトアニア強奪避航(2014年製作の映画)

3.0

ロンドンのアホ4人組がギャングから金を強奪して、マレーシアに逃亡するはずが、リトアニアに着いた。ハチャメチャアクションコメディー。

台詞はFuc○ばかりで下品この上ない!

北欧の小説に出てくるリト
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港町(2018年製作の映画)

3.3

想田和弘監督のドキュメンタリー
岡山のひなびた港町の世界に浸って、ただ観察する。

牛窓町のおじいちゃん、おばあちゃん言葉が優しい。

猫達も元気だ。

老人と瀬戸内海で、漁船を操るおじいちゃんの風貌
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Peace(2010年製作の映画)

3.5

想田和弘監督のドキュメンタリー
監督の養父母、柏木夫妻の訪問介護の日常と人々と猫との交流を描く、微笑ましくかつ、介護の問題を提起する作品。

岡山弁の、暖かく優しい声の響きが味わい深い。
赤字でも人の
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ランナウェイズ(2010年製作の映画)

3.2

当時クイーンやキッスやベイシテイーローラーズやアバと並んで人気があった、確か。

ランジェリーでステージに立つのが話題になり、思春期の中学生はドキドキしたものでした。😅

ロックンローラーを演じること
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SHORT PEACE ショート・ピース(2013年製作の映画)

3.8

和の様式美を中心に「日本の姿」を最新アニメ技術で表現した短編集。
大友克洋はじめ4人の監督、クリエイターが結集して『MEMORIES』を超える芸術作品を目指したのか?

和の色彩にこだわった質感、ゴー
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.3

バカバカしいOL版抗争ギャグ映画
クーダラない作品を真面目に作り込む制作者が羨ましくなる好感度作品。

劇画の実写化みたいな、派手なメイクと刺繍の丁寧な特効服、衣装も大変そう。

頭空っぽで楽しめまし
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オン・ザ・ロード(2012年製作の映画)

3.3

サム・ライリー主演作が観たくて鑑賞。

旅の疑似体験のような作品。
学生のころ男三人でレンタカーで旅をしたのを思い出しました。クリステン・スチュワートは、もちろんいなかったし、
映画みたいな展開もなか
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