亜硝

イップ・マン 序章の亜硝のネタバレレビュー・内容・結末

イップ・マン 序章(2008年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

いや〜とにかく何から何まで洗練されている おかげで単純に面白すぎる、という感想になります

撮り方が抜群に上手いのか、脇役同士の戦いであってもアクションシーンがどれもこれもやたらとカッコ良い。冒頭の道場破りのところからもうすでに面白かったです。三浦閣下の道場の空気感とかも最高。10人まとめてかかってこいとかいう、冷静に考えるとよくわからないけど、映画的には盛り上がる煽り方とかも面白いですね。

中国武術は要所要所で身体にキュッと止めが入るのが気持ちいいし、いちいちポーズがかっこいいんですよね。

日本側のトップの三浦閣下を武闘家としてフェアな人物として描きつつ、ヘイトを買うキャラクターを個人(佐藤)に集中してるおかげで、悪いのは日本ではなく佐藤のような人間である、という感じで観れて、プロパガンダくさい不快さがなく、こうきうバランスの取り方はめっちゃ上手いな〜すごい、と思いました

初っ端から最強キャラのイップマンが自分の力をどう使うかという問題に直面する様も良かったです。ラストバトルの勝ったら勝ったで殺されるという八方塞がりっぷりもハラハラして観れましたね…

2020-350
亜硝

亜硝