順序が逆になったが、「葉問」に続き「序章」を観賞。エンタメ感が強く出ていた2作目よりもこちらは人間ドラマ。1作目だけに、人物像が際立つような脚本になっていたように思う。
イップ師匠の美しくキレのある武術はもちろん、チンチュンとの友情、カム師匠（？）との対決も魅せてくれる。綿花工場で、また、日本軍将校三浦との対決シーンで、イップ師匠を中心に人々が結束していく様は音響やカメラワークの効果もあって引き込まれる。
ドニー・イェンはもちろんだが、キャラクターを魅力的にする役者が揃っている。大陸的な建築や壮大な音楽も佳き。
