FREDDY

WHO AM I?のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

WHO AM I?(1999年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ジャッキー・チェンが監督・脚本・主演を務めたアクション・アドベンチャーである本作は、極秘任務として南アフリカへと赴き隕石研究の責任者である3人の科学者の拉致に成功するも任務終了後にとある事故と遭遇し、重傷を負い倒れていたところ介抱してくれた原住民によって一命を取り留めるも記憶喪失となり、思わず口にした言葉を名前だと勘違いし"フー・アム・アイ"の通り名で呼んでくる原住民と過ごす日々の中で断片的に記憶を取り戻していった某国の特殊部隊に所属する"523号"が、とある日に偶然出会ったラリーに参加していたユキに連れられ病院へと訪れたところ、自分の"素性"を知るCIA局員のモーガンが接触してきた後に南アフリカでの極秘任務について捜査していた国家安全局に身柄を拘束されたことを受け、偶然居合わせた新聞記者のクリスティーンやユキの協力を得ながら逃走劇を繰り広げていた中、クリスティーンが極秘任務に関する謎の暗号を解読したことで自身の素性を知るべくオランダへと向かったところ、味方だと思っていたモーガンが行方不明となっていた3人の科学者が研究していた"隕石片"が持つ驚異的な力を利用した兵器の開発を企てていたことで、モーガンの巨悪な陰謀を阻止すべく奔走していく様が描かれた作品となっているのだが、これで2度目の視聴となるがやはり本作は気軽に楽しめる作品であることに間違いはないですし、前半部分の野暮ったい感じは気になるところではあるが中盤以降は見どころ満載でただただ面白いの一言。山本未來が演じるユキとミシェル・フェレが演じるクリスティーンを織り交ぜた逃走劇の無謀さ際立つカーアクションや、終盤での1対2の構図で魅せるビルの屋上を舞台とした肉弾戦もまた"回転"というものに特化した戦いを見せてくれますし、やはり高層ビルの急斜面を降りていくシーンも手に汗握るものとなっているので必見。これぞジャッキー映画と言わんばかりのアクションが見られる本作は今観ても良作という印象でしかないですね。面白かった。
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