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えっちゃんのせんそう
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『えっちゃんのせんそう』に投稿された感想・評価

3.2
小学生の時に鑑賞、ひたすら心が痛くなった思い出。
Dick
4.3
❶本作は、一昨日、ナディアパーク集会室で開催された「あいち平和映画祭2022プレ企画」でリバイバル上映された。

❷相性:上。

❸時代:1945年1月~1946年夏。

❹舞台:中国・ハルビン。★当時は日本が占領した満州国・ハルビン特別市。

❺主な登場人物
①えっちゃん(石川えつこ):主人公。国民学校(旧日本人学校)の小学3年生。
②お兄ちゃん(忠彦):小学5年生。
③お父さん(靖彦)
④お母さん(タエ)
⑤たっちん(宮本たつお):えっちゃんの家の隣に住む同級生。
⑥たっちんのお母さん(佳代 )
⑦たっちんのお父さん(六平)
⑧上原先生:えっちゃんの担任。

❻要約:
①えっちゃんの家族は、お父さんの仕事で、4人全員がハルビンに移住している。
②日本人は大きな家に住み、豊かな生活をしている。食料は、配給になっているが、本国の困窮状態よりは随分ましである。
③一部の日本人は、現地の貧しい中国人を差別したり虐めたりしていた。それを見たえっちゃんは、同じ人なのに何故?と疑問に思った。
④えっちゃんは同級生のたっちんと仲良く遊んだが、中国人のシャボン玉が好きな少年とも一緒に遊んだ。
⑤学校では、「日本は天皇陛下を中心とする神の国」、「欲しがりません勝つまでは」、「進め一億火の玉だ」等の戦意昂揚軍国教育が行われている。
⑥えっちゃんも、それに従い、「早くお母さんになって子供を20人生んで、兵隊さんにする」ことが夢である。
⑦8月15日、ラジオで天皇の玉音放送が流される。まさかの敗戦である。信じられないえっちゃんとお兄ちゃんが、お父さんに聞くが、答えられない。
⑧この日を境に、中国人の対応が一変する。日本人の家を襲う中国人も出てきた。
⑨日本兵は一番に撤退し(★正しくは、逃亡し)、残ったのは民間人のみだった。
⑩日本人の家は、水道を止められ、食料の配給もなくなった。そんな中で、お父さんが以前世話した中国人が食料を届けてくれる。
⑪次いでロシア兵がやってきて、日本の家を略奪する等非道な仕打ちをする。
★現在のウクライナを連想する。先月から始まったロシア軍によるウクライナ侵攻では、子女を含む多数の市民が殺害されている。プーチン大統領は、世界中から非難を浴びても聞く耳を持たない。
⑫たっちんのお母さんに、赤ちゃんが産まれるので、壁を壊して、水を届けるえっちゃん一家。
⑬食料を求めに行ったえっちゃんのお父さんが帰ってこない。ベリアに強制連行されたのだ。
⑭ロシア兵の後にやってきた中国兵は、統率が取れていて、日本人を襲ったりしなかった。
⑮えっちゃんは、家計のために、あめを仕入れて,加工して売り歩く。中国人のお爺さんが協力してくれる。
⑯ようやく日本人に引き揚げの用意が整う。その直前、脱走に成功したお父さんが家に戻ってくる。
⑰やっと日本に帰れると喜んで出発する沢山の日本人。
⑱たっちんのお父さんは、生後間もない乳児をこのままでは餓死させてしまうからと、中国人に託す。いやだと泣き叫ぶたっちん。★観客の涙がどっと溢れる。
⑲出発した日本人には、予想しなかった死活問題が待ち構えていた。港までの道のりは、遥かに遠く、道路は、力尽きて亡くなる屍の山と化したのだ。
⑳そして、やっとのことで港に辿り着き、赤十字の引き揚げ船に乗船出来た。
㉑ところが、更なる不幸が待っていた。船の中で、たっちんが栄養失調で亡くなってしまったのだ。布に包んで海葬されるたっちん。★ここでも観客の涙が溢れる。
㉒そして、とうとう船が博多港に入港する。皆はそこで銀シャリのおにぎりをふるまわれる。
★これが新たな希望の起点となるか?、あるいは、不幸のまま終点となるか? 答えは神のみぞ知る!

❼追記:宝田明さんのこと
①先日亡くなられた宝田明さん(1934-2022)は、旧満州で育ち、1945年8月15日をハルビンで迎えた。この時、国民学校の小学5年生だった。
②本作のえっちゃんや、お兄ちゃんと同年代である。
③宝田さんは、本作で描かれたことと同様の、いや、それよりも遥かに厳しい体験をされていたのである。
④その体験の一端が下記サイトで読めるのでリンクしておく。

https://www.jiji.com/jc/v4?id=201508sovietunioninvasion0001