かつて「ユーゴスラヴィア」という国があった事を
もう、若者は知らないのではないでしょうか?
いつも戦争(or内戦)してて、よくニュースで観たね…
周囲にバルカン・ジプシーミュージック好きが多いので
クストリッツァはほぼ観てますが
「アンダーグラウンド」は映画館で観そびれてたので
サヨナラ布施ラインシネマで再見。
改めての印象
【Rhapsody of war ~戦争の狂想曲】
(一言でまとめがち)
「戦争」という日常の中で生きる人々
闘い呑み歌う男たちの、狂乱と祝祭感
したたかに生き、産む女たち…
否応なく巻き込まれる弱き者(障碍者や子供や動物)
たとえ敵が誰であろうと、得するのは「武器商人」だけ。
むなしい。「戦争」なんて、全てペテンだ
狂乱と破壊と悲哀。
ラストシーンの哀しい宴は、カンヌに相応しい。
「昔、あるところに国があった…」
戦乱のサラエヴォ出身のクストリッツァだから描ける
戦争と生命の表現、
そしていつも人生の傍にあるジプシー音楽が、やっぱり好きです。