浅香奎次郎

ザ・ロードの浅香奎次郎のレビュー・感想・評価

ザ・ロード(2009年製作の映画)
4.5
本作はSF的舞台設定で、すでに文明が崩壊し、生き残りの人間はなぜか人喰い人種と化している。そんな地獄を、理性を保った親子が旅する物語だ。
文明が崩壊してしまえば、社会システムとしてのディストピアは消滅する。知恵と暴力で生き延びるしかない。そして、この映画で父親は理性を保っているためにマッドマックスになりきれない。これもまたリアルな映画だ。
浅香奎次郎

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