ザ・ロードの作品情報・感想・評価

「ザ・ロード」に投稿された感想・評価

終末世界でヴィゴと子どもがロードムービーしてる、希望がなくてつらい
モカ

モカの感想・評価

4.0
廃墟と化した世界を、父と子が物資を求めながら旅するロードムービー。

いちおう目指す場所はあるものの、助かる確信もなく、周りは盗人や人殺しだらけ。
みんな生きる為にカニバリズムすらいとわない、かなり絶望的な世界です。
そんな徳も希望もない殺伐とした世界に、幼いおとこの子の無垢な心と、善き人であろうとする父の姿勢が、闇の中の数少ない人間味として描かれてます。

もともとヴィゴ・モーテンセンは、ヒットするか如何ではなく、自分が感銘を受けた作品にだけ出演してるみたいですが、これは彼の主演作の中でもかなり知名度の低い一本ですよね……。もう少し日の光を浴びてもいい気がします。

人によっては観てて眠くなるほどの地味な映画ですが、自分はかなり好き。5回目くらいの観賞でした。
原作はコーマック・マッカーシーの『ザ・ロード』。
原作に極めて忠実に映像化されてます。
Yui

Yuiの感想・評価

3.6
着々と滅びゆく世紀末と化した地球で、父と息子が暖かい南の地を目指し過酷すぎる世界を歩き続けるロードムービー。

本当に過酷な世紀末の日常を描いていたけど、父と息子の親子愛をひたすら感じられる、ちょっと斜め上を行く作品だった。良い意味で斜め上だったのでとても満足。

寒いし、空腹だし、どこで誰が生きているかも分からないし、それでもとにかく南を目指す親子の旅路にもちろん色んな困難が待ち受けているんだけど、世紀末の設定も、待ち受ける困難も、めちゃくちゃリアリティがあって…フィクションでありながら、わざとらしくない感じがとても好みだった。

ヴィゴ・モーテンセンの、とにかく息子を守ろう、自分が先に死んだらどうするか息子に教えなくてはという愛情にとにかく涙( ; ; )‬
命の危険と隣合わせの毎日だからこそ、息子に自殺の仕方を教え、銃の使い方を教え、いざとなったら自分の手で息子を殺す覚悟も出来ている…。

殺伐と生きなければならない世界の中で、まだまだ幼い息子の純粋さに、守られていたんだろうなぁと思います。

世紀末の世界でのハラハラドキドキももちろんあるけど、それよりも愛や道徳心とは何かを描いた作品でした。観終わった後にも色んな感情が体を駆け巡りました。

ヴィゴ・モーテンセンの役作りも素晴らしかったし、シャーリーズ・セロン、ロバート・デュバル、ガイ・ピアースとキャストが意外にも豪華でびっくり。

もう一段階なにか欲しかったな~とは思うけど、それでも個人的には面白かったし、満足でした。ラストは泣きました(;;)


2021-386
世紀末の世界をここまでリアルに考えて作り上げた時点でまぁーすごい
パァパァ!って声が頭から離れない
あと犬畜生
shin

shinの感想・評価

3.6
滅びゆく地球で父と子が暖かい南の地を目指し過酷すぎる世界を歩き続けるロードムービー。

なぜ地球がそうなったのかをあえて説明せず、ひたすらに父と息子の親子愛に焦点を当てた作品。
親子愛が痛いほど伝わってきた。
けどそれだけに観終わって悲しい以外になにか心に残るものがあまりなかった。
こういう雰囲気の作品は全然嫌いではないけどあまりにも救いが、希望がなかった。

地球、文明が死んだのならもう少しその荒廃した街並みや風景がみたかったかな。
森、海、ボロい家、ぐらいしか映されず世界観にリアリティーを感じ取れなかった。

延々と無機質な暗い映像の中、父が奥さんとの幸せな過去を回想するシーンだけ明るくなカラフルな世界に変わる対称的な色使いが印象的。

ヴィゴ・モーテンセンの役作りには脱帽。
彼目的で観たからそういう意味では割と満足。彼のファンなら観て損なし。

このレビューはネタバレを含みます

破滅世界で親子が南の海を目指して旅する、終始盛り上がりがない、映画ではなくドキュメンタリー的な感じ、幸い最後は少しハッピーエンドで救われる、結局なぜ荒廃したのか謎のまま
Rikikimura

Rikikimuraの感想・評価

4.4
今まで見てきた終末もので、一番希望が無い。そこがこの映画の好きなところ。

カニバリズムしてる集団は中々ショッキング、でもそれぐらい食いもんが無い世界。

食料庫があった時、俺も嬉しくなった。笑

ヴィゴ モーテンセンが好きになった

このレビューはネタバレを含みます

https://umemomoliwu.com/the-road
GreenT

GreenTの感想・評価

3.0
気候変動が現実になってきた今、怖いですね~この映画!!

ヴィゴ・モーテンセンが演じる父と、コディ・スミット=マクフィーが演じる息子が、アポカリプス後のアメリカを、ホームレスのように彷徨っているところから始まります。途中何度か地震が起こるので、なんか自然災害で地球が崩壊したようなんだけど、なにが起こったのかは良くわからない。

父親の回想シーンで、奥さんは絶望して自殺したことがわかる。奥さんはシャーリーズ・セロンが演じているんだけど、こんときのセリフが「奴らはやってくる。私をレイプし、息子をレイプし、私たち全員を殺す」なんだけど、ここが一番怖かった。要するに、弱肉強食の世界になっちゃって、凶暴なヤツが食料などを奪うために襲ってくる。警察なんかいないし、そりゃ絶望するよね~!!

しかも、人間同士殺し合って、人肉食うような世の中になっているから、他の人間に会っても、「ああ、仲間がいて良かった」とはならない。

そんな中で、まだ子供の息子を連れて、父親はなんとか海岸沿いに行こうとする。なんか、そっちの方が暖かいし、暮らしやすいようなのだが。

この道中のボロボロになった町や家や、セットがすごい良く出来ていて絶望的。私なら自殺するだろうなあ。自分で死ぬ勇気はないけど、本当に後がないとなったら、死ぬのも怖くなくなるかな。

こういう世の中で、息子だけはヒューマニティを持ち続けている。”bad guy” になりたくない、人間を食べるようなことはしたくない、人を殺したり、人から盗んだりしたくない、困っている人を助けたい、って言って、どんどんヒューマニティを失くしていく父親を、ギリギリ人間らしくしているようなんだけど・・・・・。

私が年を取ってビターになったせいか、この設定がウソ臭いなあって思った。あんなに飢えて、寒くてボロボロで、そんな風になれるわけないじゃんって思う。まあ、そういう徳が高い人もどっかにはいるし、そういう人を描いてるんだ!と言うならそれもありですが、私には「飢えたこともなく、寒くて眠れない夜を過ごしたこともない人が考えるヒューマニティ」って感じがした。

あと、父親が矢で撃たれるシーンもちょっと「?」。だって撃った人隠れているじゃない。あの状況で攻撃して来るとは思えない。通り過ぎてさっさといなくなってくれるのを待つと思う。

しかも、足を撃たれた父親は、消毒してホッチキスで傷口を留め、ガムテープでぐるぐる巻いているんだけど、なんでそんな都合良くホッチキスとか見つかるの?って思った。

ネタバレはコメント欄で!
静

静の感想・評価

3.7
忖度の無いひたすらリアルな父と子のディストピアロードムービー
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