青春野球物語じゃない。強豪校のリアルがあまりにも如実に描かれている。見ているだけで吐き気がするくらい。ほぼ刑務所。そしてキャストこそ名だたる俳優が名を連ねるがほぼドキュメンタリーである。高校野球を見る前に見た方がいい。
彼らは命をかけて野球をしている。高校生活に置いて友達は必要不可欠だ。でも、時には友情も壊さないといけない。真のチームワークを作るには信頼感を確かめ合うのではなくまずは個性を全力で表現しなければならない。でもそんなことを考えているとは1つも思えない。しかし、自然と真の友情が生まれるのだ。
両親を始め周りの人の期待もある。でもそれを全面に押し付けてしまうとよくなかったりする。直接話す時には息子の野球のことなど微塵も気にしてない素振りを見せる父親の姿は何処となく懐かしい気がする。
男なら、人生で一度は命をかけて立ち向かう時が必要だ。それは大きな財産になる。