ヴィムヴェンダースの
ロードムービー3部作の1作目ということで、当然期待。面白かった!作家志望の青年?のちょっとした冒険譚。
でも時系列順だと都会のアリスが最初?なのかな。早くみよう。
説明がほぼないまま仲間が増えていくとか、仲良くなるって、洋画によくあるけどまさにそんな感じ。
地味だが、良かった。何回か見返したくなるだろうて感じ。スコアつけづらい映画…
自由人讃歌。変人?讃歌。夢追い人讃歌。
雰囲気に寄ってくる映画かと想像してたけど結構辛辣だったな。でも掴み所がなくゆっくりと時間が流れているのでそこで、バランスがとれててすごい良い。ドイツ人という設定がけっこう効いてる(気がする)映画。言葉が効いてる。難しい。一つ一つのシーンの意味を考えてしまう。
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こよナスターシャ・キンスキー
ずるいだろ!
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台詞まとめ
●"孤独について"の話(自己要約)
「孤独は実存じゃない。それは外から見て想像で作られた言葉だ。誰もいない部屋。昨夜は向こうのソファに座り、今日はこっち。その変化だけでも心が弾んで。笑いたくなったりする。それが孤独だ。
テラスに座っていた時もね。ワインを1人で飲んでいたんだが、森のはずれの人たちがこっちを見た。さぞ孤独に見えただろう。そう思った途端深刻な孤独に襲われたよ。つまり孤独とは演劇的な状況だ。自分を演技者と意識するときの状態だと言える。しかしその恐ろしさがありながら、生まれ変わったようにも感じる。パラドックスだ。大事に守られているような深い安心感さえ感じるから不思議だよ。」
●主人公母の言葉
「作家になろうと思ったら
ゆううつと不安感は失わない方がいい」
「枠にはまった人間は面白くない」