『それでもボクはやってない』(2007)
通勤ラッシュ時に電車に乗っていたフリーターの徹平は、電車を乗り換える際に女子中学生から痴漢行為を問いただされ、そのまま駅事務所、そして警察へと連行される。警察、検察の執拗な取り調べにも、徹平は「ボクはやってない」と答え続けるが……。(映画.comより引用)
仕方がないことですが、ドラマや映画において”なんちゃって裁判”が描かれることは少なくなく、辟易することも昔はあったのですが、本作はリアルを映し出すという点においては役割を果たしたと思います。
最後の徹平の言葉に全てが詰まっています。「裁判は真実を明らかにする場所ではない。 集められた証拠で、有罪か無罪かとりあえず判断する場所だ。そして僕は、とりあえず有罪になった。 」。少しだけ法律をかじった身としては、忘れられないセリフです。
役所広司はもちろん、加瀬亮がブラボーでした。この1,2年後にSPECか、、役者の凄さを痛感します。
2024-025