裁判所は悪人を裁くところではない
被告人がとりあえず有罪か無罪かを決められるところだ
とりあえず。
冤罪という事実が起こってしまうこの世の中も、何が本当で何が嘘なのか
結局何を裁いている法廷なのか
何のための法廷なのか
表面上の裁判に、全ての人が莫大な時間と金をかけているのか
そんな無意味な行為、わたしには理解すらできない
そもそも刑事裁判には白黒しかつけられないという事実
証言の全ては、被告人と検察のどとらかが誠でありどちらかが嘘であるという
仮に冤罪であったとしたら、その嘘で嘘が塗られた事実を、明らかにできなかった法廷そのものが 偽りであるのであろう
裁判は憎い。99パーセントの有罪とはなにか。
裁判所における有罪が99パーセントならば、仮にその1パーセントの無罪が事実ならば、そこに平等や公平の意義はない
犯人がわからないし描く必要性もない
監督の伝えたかったこと、わかると胸が痛い
加瀬亮の緊迫感ある演技素晴らしい。
日本の男は大変だ。