ちはる

それでもボクはやってないのちはるのレビュー・感想・評価

それでもボクはやってない(2007年製作の映画)
4.8
こんなに感情移入したことは無い。
色んな映画を見てきたけど初めて泣いた、涙が出た。


まず本当に恐ろしい。ホラーやスリラーは現実離れしているので割り切って見れるが、この映画は痴漢冤罪による逮捕、勾留、起訴、裁判、判決の流れを事細かに写した作品であり、理不尽な捜査機関や怠惰な裁判長による、八方塞がりのような絶望が現実味を帯び、身に染みる。

とにかく絶望。とにかく胸糞。自分が主人公の立場にって想像するだけで涙が出てくる。

過去一番心に響いた映画だがもう二度と見たくない。可哀想で仕方ない。
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