Chiel

紳士協定のChielのレビュー・感想・評価

紳士協定(1947年製作の映画)
4.5
差別の様々な表れ方をフィルを通して感じたが、特にトミーへの侮辱は苦しいものだった…

当事者の立場に立って考えるだけではまだ偽善、それを踏まえて自分の立場において何ができるかが本当の向き合い方
8週間でユダヤ人を辞めたフィルのメッセージだと思う。


反ユダヤ主義という大きな差別問題をテーマにしながらも、日常のなかで無意識に傍観者となっていないかを自問させられる不朽の作品。

既定された社会を無条件に受け入れるのではなく、常に「自由と平等」のために闘う姿勢を。
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