地獄の帝王であるサタンには、残忍な性格のエイドリアンとカシウス、そして優しい性格の末っ子ニッキーの3人の息子がいた。サタンは引退を考えてはいたが、なかなか自分の息子たちが後任にふさわしいと思えず、まだ続投することを発表。その座を虎視眈々と狙っていた兄2人は怒り狂って地球を自分たちが統治する"地獄"へ変えようと目論み、ニッキーはそれを止めに行くことになるのだが...。
ところが、サタンの座を狙っていたエイドリアンとカシウスはこの決定に怒り、地上に地獄を作ろうと勝手に出て行ってしまう。そのため、落ちてきた人間の魂が地獄に入れなくなってしまい、サタンの身体が少しずつ崩壊し始める。最愛の父を救うため、ニッキーは兄2人が行った地上へと向かう。
大好きなヴァン・ヘイレン、オジー・オズボーン、スコーピオンズ他ハードロックバンドの有名楽曲が大量に使われているというので前から気になっていたものの、いざ観てみるとかなりのグダグダ系コメディでびっくり。
アダム・サンドラーが普通に演技してくれていればそこまで抵抗感はなかったはずなんですが、終始変な声で顔を歪めたおふざけ演技に終始イライラしてしまって入り込めず...。地獄をテーマにしたファンタジー・コメディって聞くだけで面白そうだし、キャストもハーヴェイ・カイテル、リス・エヴァンスと演技派が揃っているのですごくハードルを高めに鑑賞してしまいましたが、とにかくドタバタ要素が強すぎてあまり笑えず残念。
相棒のブルドッグだけはいい味！！（笑）
