このレビューはネタバレを含みます
鶴田浩二に睨みをきかせる安部徹
それを目と体で追い返す鶴田浩二あっぱれ
昇り竜と降り竜
松方弘樹の心からのような笑顔がまぶしい
待田京介に討たれる村田英雄の返しの一刺し
これでもかというくらいこぼれる男と男の友情、、、はもはや愛だと気付く
ちょっと甘ったるい台詞と用意されすぎた場面には目を瞑って
浴衣で皆一目散は相当に良い
もう鶴田浩二の腕のなかで惚れて昇天よ、
やっぱり女は男の一歩後ろか、と思いながら、女は女でしっかり立っている
ひとりゆく鶴田浩二に降り頻る雨、鋭く低く唸るような目、この見せ場のかっさらいに頷くしかない説得力、
割れる電球、俯瞰で暴れてもなお静かに燃える