共産主義とか労働者階級の解放とか言ってるわりに、フェデリツィオが実際にその為に何をやってるのか分からない。
お金持ちの坊ちゃんが共産主義に走って矛盾に苦しむのは古今東西もはやテンプレ感さえある。
系統的に『卒業』を彷彿とさせるが、彼らはその一歩前で踏み止まった感じ。どちらを選んでもきっと後悔するんだろうな。
夢想的お坊ちゃんの憂愁と、情緒不安定なジーナのモノローグに苛々。
アドリアーナ・アスティは物凄く綺麗だけど、なぜか品を感じさせない。
フェデリツォのスーツの颯爽とした着こなしぶりやジーナがハイヒールでパリっと決めて歩くところは流石イタリア! って感じでカッコいい。
ラストの終わり方は良かった。音楽は綺麗。