てんやもん太郎

悪名のてんやもん太郎のレビュー・感想・評価

悪名(1961年製作の映画)
4.1
勝新と田宮二郎がとにかく格好いい。
登場人物がカラッとしていて見ていて気持ちがいい。それに人情というのか、全員なんか筋は通すみたいな。
ちょっと登場する市井の人たちも狡くていい。田宮二郎に50銭とふっかけて10銭弁証させた人、赤線のやり手ババアのチップをもらう手際の良さ。
山茶花究のしたたかさ。浪花千栄子の佇まい。
脇の人たちが猥雑な雰囲気をグッと出してくれている。