トムヤムくん

エクソシスト3のトムヤムくんのレビュー・感想・評価

エクソシスト3(1990年製作の映画)
3.6
正編『エクソシスト』の原作者であり、脚本家でもあるウィリアム・ピーター・ブラッティが、最も気に入っていたキャラクターのキンダーマン警部を主人公にした物語。ちなみに2は未鑑賞。

主人公が警部ということもあって、ただのサスペンスホラーになってしまった感か否めない…。もちろん人間ドラマも薄い分「これ以上はやめてあげて!」みたいな感情が湧かなくて、言うほどハラハラできなかった…。

また正編の『エクソシスト』では悪魔が怖いというよりも、無意味に手術を受けさせられたり、精神的に追い込まれていく描写が厭で厭で仕方なかったのだが、今回はそういうえぐみがなかったのが残念。ハサミが武器というのも『クロックタワー』や『バーニング』で見慣れてしまったため怖がれなかった。