えいこ

椿三十郎のえいこのレビュー・感想・評価

椿三十郎(1962年製作の映画)
4.9
黒澤明作品はやはり文句なしに面白い。
脚本の力も素晴らしく、唐突にはじまり、少しずつ明らかになっていく心理戦にあっという間に引き込まれる。気のはやる9人の若侍と三十郎とのやりとり、城代家老の奥方とお嬢様のおっとりした会話、小林桂樹の押入れ出入りなど、緊張と緩和の繰り返しが心地よい。

三船敏郎のかっこよさと可愛らしさが全開。仲代達矢との絡みは流石の迫力。奥方にいなされて襖をなぞってる場面もサイコー。
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