組織の外から腐敗を斬る1匹狼。
体制の腐敗と、それに立ち向かう孤高のヒーロー... これは今の時代劇やアニメ、映画でもよくある、いやよくありすぎるので、今この作品を観ても特に真新しさは感じない。
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時折、緊張と緩和の緩和が喜劇的で好みから逸れていたが、ラストの決闘で豪快に血飛沫が噴き出すシーンにより緊張で終幕する鑑賞後感の良さ。三船敏郎の「私の名は、、◯◯三十郎。もうそろそろ四十郎ですが」シリ…
>>続きを読む椿の落ちる様の綺麗さとその意味が重なってやばい。十人の若侍たちが一気に動く時の画面の躍動感や、カメラの位置がにょっとと動く時の空間の迸り方がたまらない。椿三十郎が何回も起こされるとその毎度カメラの位…
>>続きを読む『用心棒』(1961)はツッコミドコロが気にならないのにこっちはそうでもないの、どう考えても参照先としての原作「日々平安」(1954)が存在するせいだねえ。毎回こっち見終わったら新潮文庫引っ張り出す…
>>続きを読む加山雄三ら青年武士と入江たか子団令子の母娘の話し方のリズムが面白い。全然時代劇っぽくない早口とガチ華族たおやか口調の掛け合い。そこに三船の低音と後ろから出てくる唐突な小林桂樹の助言😂喋ってない時も人…
>>続きを読む仲代達也さんがこの映画のラストの間合いについて語ってたのですが
斬り方は自由だから考えてやってみろと監督に言われて、抜いてからの上段振り下ろししかないと思ったらしく
で、相手の三船さんがどういう風に…
用心棒に引き続き鑑賞。
用心棒はどっちつかずで悪者同士の戦いを第三者目線で成敗しようとする話だったけど、今回はがっつり弱い者、正義の味方という構図でなおヒーロー感があって良い。
ただ今作でも二枚舌…
『用心棒』と同一人物みたいな裏設定があるのかわからないけど、黒澤の時代劇はハズレない。コミカルな展開が多くて派手さや緊張感には少し欠けるかと思っていたけど、ラストの立ち合いのかっこよさは見事。あれが…
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