r

椿三十郎のrのレビュー・感想・評価

椿三十郎(1962年製作の映画)
4.3
用心棒の続篇"的"作品。あくまで« ~的 »。
殺陣の見所が非常に多い作品で最高だった。
ほんとに話の展開が上手すぎて、ずっと観入ってしまう。
三十郎の剣さばきは「用心棒」の時よりもこちらの方が好き。物語の内容もテーマも「用心棒」、「七人の侍」等の黒澤監督作品に全く引けを取っておらず素晴らしい。
特にラストの決闘での沈黙からの剣さばきが観ていて緊張感が伝わってくると同時に言葉では言い表せないほどの凄さ。
三船さんほんとかっこいい。仲代さんも良い。
鞘に入ってない刀…



ラストの決闘シーンで、ポンプを使う手法で斬られた身体から血が噴き出すという(特殊)効果が最初に用いられたのは「椿三十郎」だと一般に誤解されることも多いらしいが、この手法自体はすでに「用心棒」で使われている。
その際、夜間シーンで画面が暗いことと出血の量が少なかったために「用心棒」では目立たなかった。
しかし本作「椿三十郎」ではピーカン (快晴)で撮った為、あまりにも印象が強く、殺陣において とはいえ血飛沫が噴き出す表現が、この映画以降の殺陣やアクションシーン等で盛んに模倣されるようになったのは事実。という後の作品へと影響を与えた話も凄い
r

r