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椿三十郎のKotekingのレビュー・感想・評価

椿三十郎(1962年製作の映画)
3.9
映画においてテーマというものは最も重要であると思っていた。しかし、チャップリンや黒澤明はテーマというものが前面に出てこない。まず「面白い」という事を前面に出してくる。そこが素晴らしい。なんたってこの作品は面白かったからだ。

またシネスコをものすごくきれいにつかっている。人物を追うカメラワークだけではなく、人物によって狭い空間を作り、椿や川の流れといった自然ですら生きているように描いている。二本目の黒澤映画だったがここまで凄いとは思っていなかった。
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