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椿三十郎のぉゅのレビュー・感想・評価

椿三十郎(1962年製作の映画)
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2020年 鑑賞
監督は、世界に誇れる日本の巨匠・黒澤明氏。三船敏郎さん主演の「用心棒」の続編。山本周五郎先生の小説「日日平安」が脚本のベースになっている(そう)。
三十郎は頭が切れるし、殺陣まわりがとにかくカッコいい。流れるよう!特に室戸との最後の決戦は、まさしく名シーン。
「本当にいい刀は...」という、三十郎の信念は、ひとりの侍として、ひとりの男として、器が深い!

スコアはつけられないと判断したため、スコアは遠慮させていただきます
黒澤作品鑑賞3作目

892(20-18)



’24.2.5 (月) 24-21-6
NHK BS にて

「用心棒」「赤ひげ」等の黒澤明監督・脚本による、山本周五郎先生原作の「日日平安」の脚本がベースに、前作「用心棒」の続編的作品とされる作品で、凄腕の浪人椿三十郎(三船敏郎さん)が、上役の不正を暴こうと立ち上がった9人の若侍に助太刀する痛快アクション時代劇作品。

真夜中の森の中の古びた社殿で若侍の一団が密談をしている。正義感に溢れる若侍たちは次席家老黒藤(志村喬さん)と国許用人竹林(藤原釜足さん)の汚職を告発しようとしていた。若侍のリーダー格である井坂(加山雄三さん)は、汚職事件に関する意見書を叔父でもある城代家老睦田(伊藤雄之助さん)に届けたものの、その場で破り捨てられた顛末を明かし一同は落胆する。だが井坂の話によれば、大目付菊井(清水将夫さん)は真剣に意見を聞き入れ、同志一堂を集めて会いたい旨を伝えたといい、それを知った若侍たちは歓喜に湧く。すると、社殿の奥からひとりのくたびれた浪人が現れ、若侍の話を全て聞いていたというその浪人は、若侍たちが軽んじる城代こそ切れ者の善玉で、大目付はむしろ敵の黒幕であろうと指摘する。半信半疑の若侍たちであったが、間もなく社殿は菊井の腹心である室戸半兵衛(仲代達矢さん)率いる捕り方に包囲される。浪人の指摘こそが事実だったのだ。浪人の機転によって危機を脱した後、浪人椿三十郎は城代の身に危険が及ぶと推理し、若侍らの案内で城代の屋敷へ向かい...

・黒澤明監督映画祭 3作目・改編/モノクロ作品
・寺院にいた侍の中に井坂を始め、保川(田中邦衛さん)ら九人の若侍がと内政汚職の告発の密談を...
・奥から声とその侍の正論さと名は椿三十郎と...
・黒幕大目付の部下に取り囲まれた三十郎と若侍たちと三十郎の頭の回転の早さ
・「おいおいいい加減にしろ 人の寝ぐらに土足で踏み込む奴がいるかっ」と「おもしれぇ やる気か! だが気をつけな 俺は気が立ってんだ!」
・「さっきの見張りは三匹だが猫だ 今の奴は一匹だが虎だぜぇ」
・「あなたは “鞘のない刀” みたいな人 よく切れます でも本当にいい刀は鞘に入ってるもんですよ」
・椿の花と「椿三十郎 もうそろそろ四十郎ですが」
・三十郎は味方か?敵に寝返るか?論が若侍たちを白熱する
・三十郎の行動は「用心棒」の時のよう
・白い椿と赤い椿と三十郎の名奇策
・置かれていた袴と「大人しくお城勤めが出来る男じゃないよ」
・ラストの三十郎の抜刀シーンは圧巻!まさに名シーン!
・「あいつは俺にそっくりだ あいつも “鞘に入っていない刀” だ でもなあの奥方が言った通り本当にいい刀は鞘に入っているおい!お前ぇたちも大人しく鞘に入っていろよっ!」と若侍たちのお辞儀と「あばよ」 まさにお寺のシーンの最後のよう... 確かにあそこでは終わりかけてたもんなぁ...

892改
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