佳子

ポネットの佳子のレビュー・感想・評価

ポネット(1996年製作の映画)
4.0
ヴェネチア国際映画祭の主演女優賞を4歳の少女が撮った作品。
確かに凄まじい。

死んだ母に、もう二度と会えないことが理解出来ず、淡々と母を求め続ける少女の真っ直ぐな悲しみと、その表情が溜まらない。

が、多分これは演技ではない。
子供が理解して作り上げたものではなく、是枝監督のような人がフランスにもいたということなのだと思う。

静かな映画で、その静かさがとても良い。
大好きな母親にもう一度だけでも、会えたら。
今、会いに行きますとテーマは同じですが、私はこの作品の方が圧倒的に好きです。
繊細なバランスで成り立っている名作。
観てない人は、是非。
佳子

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