ヴェネチア国際映画祭の主演女優賞を4歳の少女が撮った作品。
確かに凄まじい。
死んだ母に、もう二度と会えないことが理解出来ず、淡々と母を求め続ける少女の真っ直ぐな悲しみと、その表情が溜まらない。
が、多分これは演技ではない。
子供が理解して作り上げたものではなく、是枝監督のような人がフランスにもいたということなのだと思う。
静かな映画で、その静かさがとても良い。
大好きな母親にもう一度だけでも、会えたら。
今、会いに行きますとテーマは同じですが、私はこの作品の方が圧倒的に好きです。
繊細なバランスで成り立っている名作。
観てない人は、是非。