ミャクロッタ

テルマ&ルイーズのミャクロッタのレビュー・感想・評価

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)
3.7
クレジットこそギリ、スーザン・サランドンが上だが、これはジーナ・デイビスの映画だ。サランドンは、初っ端から芯のあるつおい女で、なんなら難病の特効薬自力で見つけようとしたり、1ドルで少年の弁護を引き受けたり、死刑反対を訴えたりしそうな姉御肌な女であるルイーズ。一方、テルマのジーナ・デイビスは若くして結婚し、旦那に「ちょいと友だちとお出掛けしてもいいかしら?」も言い出せない箱入り嫁っ子。そんなテルマがヤリチンクズ男に危ない目に遭わされても、もっと若いヤリチンイケメンのBPくんにメロメロにされ、やがてルイーズよりもでっかくなっちゃった!な肝っ玉を見せつける女性へと成長していく。男としてはむず痒いトコもあったりするが、テルマを見てると、いいよいいよ、もっとやったれよ。と、気付くと応援したりして。はて、女性はコレを観て旅をしたくなるのか、したくなくなるのか…いい時代のハンス・ジマーの音楽も素敵だね。
2016.6.7.