キミシマユウキ

テルマ&ルイーズのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)
3.8
巨匠リドリースコットによる女性による女性のための女性によるロードムービーであり、90年代に蘇ったアメリカンニューシネマのような作品。
現状に小さな不満を持つ主婦テルマと自由奔放な女性ルイーズが気軽に始めた旅が大変な道中になっていくという『俺たちに明日はない』的な展開だが、ラストの爽快感がたまらなく良い。
リドリー監督の器用っぷりがうかがえる一作だ。

若き日のブラピがとにかく可愛らしくてやんちゃなのも魅力の一つ。
また主人公二人へのわかりみが深い警部にハーヴェイカイテル、ルイーズの恋人役にマイケル・マドセンと『レザボアドッグス』組が出演しているのもタラちゃんファンとしては嬉しいところ。