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きみに読む物語のnのレビュー・感想・評価

きみに読む物語(2004年製作の映画)
4.1
「私はどこにでもいる平凡な思想の平凡な男だ。平凡な人生を歩み、名を残すこともなくじにき忘れ去られる。でも1つだけ誰にも負けなかったことがある。命懸けである人を愛した。私にはそれで十分だ」
ストーリーが始まる。

若い頃の恋愛物語部分では女性側にどっぷり感情移入。

私も劇中の女性と同じ年齢で大恋愛を経験していて「この人と一生を添い遂げる」と心に誓い、全身全霊で愛し愛されたけれど、映画のように一生という訳にはいかなかったよね。多くの人がそうだと思う。
今でも母親から「あれは純愛だった」といわれる。
(いい経験をしたな、あの人は今幸せかな?)なんて想い出してしまった。

そんなわけで、観ている間中「自分の回顧録」を脳内再生していたけど、この映画は年老いてからの純愛が素晴らしかった。
自分の晩年はどうなるんだろう。

家で一人で観たから誰に気兼ねすることなく嗚咽。涙で心のお掃除ができた。

レビューになってないし、なんだか柄にもないことを書いているので、一晩眠って冷静に読み返したら赤面するパターンだこれ。
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