サブカルくん

きみに読む物語のサブカルくんのレビュー・感想・評価

きみに読む物語(2004年製作の映画)
4.0
私は恋愛映画は全くの門外漢なのですが、長年気になっていた作品ということ、そして何よりも、今飛ぶ鳥を落とす勢いの俳優・ライアン・ゴズリングの代表作の一つでもあるということもあり、やっと今になって鑑賞しました。
そして観終わっての感想なのですが、率直に言ってかなり良かったです。物語の終盤は涙が出そうなくらい感動しました。
身分の違いによって引き裂かれた、ひとりの愛した女性を、一途にずっと想い続けるノア(ライアン・ゴズリング)に胸打たれてしまいました。一方、相手役のレイチェル・マクアダムに対しては、「ちょっとわがまま過ぎでは?」とも思ってしまったけど...(苦笑)。
この映画、観ていて途中で『タイタニック』を想い出しました。年老いた主人公が過去の大恋愛を回顧する話の構造や、労働者階級の男と富豪の娘の身分差の恋など、共通点が結構ありますよね。もしも、ディカプリオとケイト・ウィンスレットが船ではなく地上で出会っていたらこんな物語になっていたのかなぁと妄想してしまいました。