かいと

ゆきゆきて、神軍のかいとのレビュー・感想・評価

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)
5.0
自分が法と秩序の皮膜に覆われた人間であることを自覚した。
戦争を体験し、生物である人間として生きた人々との言葉にならない差を感じた。
奥崎謙三はとても動物的なまでに暴力的で、しかし信念というとても人間的な情の中で生きる不思議なおじさんだった。

おばあちゃんから戦争の話は聞いたけれど、それでもやっぱり物語のような、非現実的な捉え方だったけれど、実際に戦争へ行き、人肉を食べて生きながらえたおじいさんたちを見て、本当に戦争があったのだと、感覚的に理解した。
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