奥崎謙三は戦死した仲間の亡霊に取り憑かれたのか、正気か否かは知る由もない。しかし事実を明らかしていく彼には紛れもなく亡き者たちの復讐心が宿っていたに違いない。奥崎自身の反骨精神やアナーキーな精神は戦…
>>続きを読む何となく気になったのは、このご夫婦の関係。正義はなぜ暴走したのか。「許せない」という思いから、「俺が裁く」という思想へ変わったのは、いつだったのか。奥さんと思想が共有されたことで、確信に変わったのか…
>>続きを読む田中角栄を殺す。始まりからバイオレンス。
インタビューに応じる元軍人たちの態度は一様では無いが、そのどれもが過去と正面から向き合うことを避け、痛みや罪悪感をどこか奥底に押し込めて生きてきたことを示…
20代のときに観て以来の再鑑賞。ほぼ覚えてなくて、特に結末については当時寝てしまったのか思わず声が出てしまった。
思えば当時は「働くおっさん人形」など露悪的な人物描写やまなざしに面白さを見出いだす…
奥崎謙三の迫真たる加害者家族への弁論の強さはすごかった。あんなヤバい車で動き回ってるのも主張が凄まじい。
たまーにいる、近所のヤバいじいさん的な雰囲気を醸し出しつつも、言ってることは筋が通ってたり…
神はどこにいるのか。誰かとともに信じるものではなく、彼の中にしかいない。独居房の彼には1つの神だけがあり。それは命を脅かさない。彼のような政治信条はどこに属するのか最初は混乱したけどそんな話ではない…
>>続きを読む超弩級メンタリー。でもドキュメンタリーは大傑作か駄作しかないのかも
奥崎が遺族も全員置いてけぼりにして猛進していくのがヒロイックなのかどうか?とおもってたけど、結局暴力でしか開かないダムがあるという…
#ゆきゆきて神軍
昭和という時代で彼は正義の狂人ではなく自己演出に長けた自己顕示欲の塊でしかない。闇を暴く大義を掲げながらあるのは自分の事だけ。しかしその異常性が誰もが目を背けてきた戦争の闇を可視化…