ちんたろう

ゆきゆきて、神軍のちんたろうのレビュー・感想・評価

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)
3.4
アナキスト奥崎謙三

終戦から23日後に軍曹二人を銃殺した理由を各遺族引き連れて生き残った中隊長小隊長軍医衛生兵に真相を話せと聞いて回る
戦争に駆り出された者と遺族の怒りを推し量ることはできる。生き残った者が口を濁すのもわかる。現在に至るまで加害者側としての民間人の責任は有耶無耶にしたまま

ただ奥崎の言う天罰という考え方には同意できないし、暴力も辞さず相手の孫や息子を巻き添えにしても介さない態度に嫌気が差す。撮影されていることが良くない方へ意識を増長させていたような気がする

考えさせられるよりも嫌な気分が先に立つ
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