江頭2:50の芸人スタイルに影響を与えた男、奥崎謙三のドキュメンタリー映画です。
終戦間際に同じ部隊の戦友が銃殺された事を当時の兵士達に追求し真実を求める狂った行動力を持つ人物で、序盤はまともな人情のあるような行動をしていますが途中から暴走し始め、受け答えの悪い相手には容赦なく組み伏せパウンドを食らわしたり、立ち座りの困難な重病人にすら首を絞めたり蹴ったり、暴走初号機のように暴れ始めます。
同居人が助けに入り返り討ちにされる事もあり、見ていて飽きません。
昭和のブレイキングダウンのようです。
皇居の近くで過激な演説を始めて公安に囲まれたり、刑務所に行って刑務官を怒鳴りつけて説教したりもしてました。
奥崎以外にも電波なおばちゃんや変なおっさんが真実追求のパーティに加わったり脇役にも目が離せません。
「私はね、世界人類のためになる事ならば 今後も進んで暴力を振るって行こうと思います」
