奥崎謙三氏のドキュメンタリー。
奥崎謙三氏とこの作品について知ってはいたものの、見る機会がなかった。
戦争のリアルを知ることができる。
奇しくも4月22日は父方の祖父の命日。
またしてもシンクロニシティである。
もっとも、フィリピンのレイテ島で戦死した祖父がその日に亡くなったのかは明らかでない。
ここまでのリアリティは戦争を実際に体験した方々の証言だから。
奥崎氏の生き様と信念を見た。
しかし、暴力は肯定されてはならない。
私も理想とするところは国家のないアナーキズムである。
すべての人がすべての人を絶対的に信頼できる社会。
実現には万年単位の時間が必要であろう。
人類が存続していればの話だが。
また、生きるか死ぬかの状況で起こった事実について頑なに責めることも出来ないとは思う。
昭和天皇の戦争責任が全く無いとは思わない。
高校時代など、無知ゆえにアナーキーの「東京イズバーニング」をなんとなく「そうだよな」などと思っていた時期もあった。
しかし様々なことを学ぶにつれ、天皇の存在は日本にとって重要であることを認識した。
中途半端なウヨ(サヨも)がこのドキュメンタリーを観たら、ガタガタと震えだすだろう。
戦争を起こさないために必ず観ておかなければならない作品であることは間違いない。
日本人よ覚悟を持て。
目をそらすな。
※U-NEXTで公開残り僅かです。
(2020/4/22現在)