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鉄道員(ぽっぽや)のmikifrogのレビュー・感想・評価

鉄道員(ぽっぽや)(1999年製作の映画)
3.7
志村けん追悼の意で鑑賞。

ここんとこ仕事忙しくゆっくり映画観る時間を設けれずのままだったけど、コロナでの自粛休み入ったんでこの際映画観まくろうと思ってます。

別でレビューあげようと思ってる大林監督の「偉人たちとの夏」、ウッディアレンの「ミッドナイトインパリ」と立て続けに鑑賞したんだけど、偶然にも全てファンタジー笑

前置き長くなりましたが、ここからレビュー。

高倉健さんの演技ははいはい、安定のねーと上から目線で始まったものの、気がついたら引き込まれてた。そこが凄い人なんだろうね。
実直で文句を言わず、自分の仕事に誇りを持って真面目に毎日のルーティンを責任持ってこなす。
他人にどう見られようと関係ない、自分の信念を生きている定年を迎える鉄道員。
過疎化が進む小さな町。
何の情報もないまま観たせいか、途中のファンタジー場面は正直、え?ってなったけどラストに向かって話が進むにつれてファンタジーも込みで納得。

神様?亡くなった妻と娘から?のプレゼントか。もしくは自身が見た夢なのか。

ラストは哀しい結果だったけど、そう思わないと切なすぎるファンタジーシーン。

良かった。

そしてお笑い要素満載なのかと想像してた志村けんの演技。もちろん笑ってしまうようなとこもあったけど、その笑いに炭鉱員の哀愁というかあの短い間に炭鉱員の人生がちゃんと詰まって伝わる演技。
やっぱり志村けんも凄い人だったなと。
高倉健からオファー来たって話だったけど、きっとそれが出来ると分かってオファーしたんだなぁ、それも凄いなぁと改めて思った。

だから尚更志村けんの映画、本当に観たかった。本当に残念です。
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