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キナタイ -マニラ・アンダーグラウンド-のアのレビュー・感想・評価

3.5
『SHIFT』とは打って変わってこちらはフィリピンの危なさ、汚さ、残酷さを全面に描いた作品。kinatayとはタガログ語で"虐殺"の意味。何も起こらない話だけど、始終ピリピリ緊張した。ああ、そうだ、マニラこういう所なんですよ…って久々に思い返した。
フィリピンではこれが少なからず現実なんだけど、『メトロマニラ』、『レコーダー』同様、その現実に慣れているはずのフィリピン人監督がこれを問題視して撮った点が評価できると思います。海外の映画祭で評価されまくっているメンドーサ監督の作品として初めて観ましたが、確かにすごいなあと思いました。
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