らんでぃ

クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦のらんでぃのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

コンピューター・ウイルスを使って世界征服を企む悪の組織と、それを阻止する正義の秘密組織の戦いに、しんちゃん達が巻き込まれる話。

お馴染み野原一家に加えてゲストの味方キャラ、敵組織、それに囲われている博士達、幼稚園の友人達、そしてぶりぶりざえもんとよくもまぁこの大人数をまとめきれたものだと感心してしまった。ちゃんと全員が物語に必要だったしそれぞれの活躍シーンのバランスも抜群。
シュワちゃんを彷彿とさせるキャラが出演するハードなアクション映画に野原一家を加えたらそりゃ面白くなるよね。暗黒タマタマよりも全体のスケール感がかなりパワーアップしていたので細かい部分は気にせずに最後まで楽しむことができた。
終盤のぶりぶりざえもんとしんちゃんのくだりは冷静に見るとなんのこっちゃって感じなんだけど、妙に力が入ってるし感動もできるしそれが何か逆に笑ってしまうし…。この緩急の付け方がクレしん映画の強み。こんなに好き放題やってるのによく物語が破綻しないものだ。
振り回されながらも頼りになる筋肉と、その名の通り色気もあり母としての強さと優しさもあるお色気のキャラクターもよかった。ただこの映画の唯一の不満点があるとすれば離婚の原因が筋肉の浮気ってところ。離婚の原因気になってたし、しょうもないことでもギャグとして笑えたんだろうけど、これはちょっと肩透かしかなぁ。色目使われたひろしが鼻の下伸ばすぐらいの描写なら全然いいんだけど、子供がいるのに離婚するまでいくとちょっとな…。筋肉の好感度も下がるし非常に勿体無い。
作画や演出は安定のクオリティ。どのシーンでも退屈しない映画ってのはいいもんだなぁ。
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