odyss

きょうのできごと a day on the planetのodyssのレビュー・感想・評価

2.0
【安易で退屈】

退屈な映画だった。 

田中麗奈や妻夫木聡らの大学生の生活を何となく追っているわけだが、筋書きらしい筋書きがあるわけでもなく、しかし座礁鯨が最終的には神秘主義的に扱われているから、一見意図的に筋書きを抜いたように見えて実はどこか安易さもつきまとっている。(この時代には欧米では鯨を聖獣あつかいする風潮があり、それに乗ったに過ぎない、という意味。) 

私としては派谷恵美の出番をもっと増やしてくれえ、と言いたいのだが。あと妻夫木聡は、現代風の若者ということなのかも知れないが、どこか悟りきったような表情が私にはあまり好ましくない。ブ男であることに悩む三浦誠己や、美男であることに悩む松尾敏伸のほうが納得できる。 
odyss

odyss