よたろ

ホーリー・マウンテンのよたろのネタバレレビュー・内容・結末

ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

「虚構に逃げず、現実を生きろ。」
本作で監督が1番伝えたかったメッセージである。(多分)

『ホーリーマウンテン』にせよ、
『マインドゲーム』にせよ、
『君たちはどう生きるか』にせよ、

映画監督という一流の精神世界の旅人が、
物質世界をしっかり生きろと言うもんだから
そういう事なのだろう。

映画を始め、夢、妄想、サイケ等、

虚構は人生を豊かにするが、
物質世界をしっかり生きていく前提ありきだと言うことを忘れてはいけない。
本当に自分は精神世界に逃げがちなので、毎回ハッとさせられる。

まだまだ理解できていない部分もあるが、
精神世界に逃げ続けた暁、死ぬ直前に大きな後悔が待っていることは想像できる。


また、教養不足を強く実感した。
この手の映画は特に前提知識が必要不可欠。

多分今まで見た映画や本も、教養不足で拾えてない素晴らしさが沢山あるんだろうなと思うとちょっと落ち込む。(損な性格)
多分、哲学、宗教、歴史は必須かなあ

にしても、予想外過ぎる結末に絶句笑笑
よたろ

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