ホーリー・マウンテンの作品情報・感想・評価

「ホーリー・マウンテン」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

不死と聖なる山
オカルトな儀式の映画なんて大好物そうだったが、肌に合わず飛ばし飛ばし見た…。難解でテーマを読み取りづらかったけど、個々に印象に残るシーンがあるのがやっぱり凄い。
アレから黄金を錬金する方法、1人だけお札2枚、船上で可愛いアイツを捨てる、師匠殺し、次元を越えたネタばらしエンド。あの後、彼等はどうなったのだろう…
次はエルトポ見よう。
chanmasu

chanmasuの感想・評価

3.9

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聖書の引用、宗教的なモチーフの洪水。資本主義の現代世界において"神"に近い立場の特権階級、資本家が不死を目指した末に待っていたのは..。彼らを皮肉り、現代を批評的な目線で奇抜なビジュアルを用いて独特な世界を作り上げる。やっぱり画面のおどろおどろしさは凄い。見ているだけで楽しい。これは映画だ、とひっくり返すのはやっぱり気持ちよさがある。こんな映画作ってるけど俺は狂人じゃないぞ宣言にも聞こえます。キリスト教の信者が怒らないようにこれは虚構だ、と弁護してるようにも見えました。  
ひゃら

ひゃらの感想・評価

3.9
どうやったらこんな画が思いつくんだの連続。なのに人によると思うけど描写自体はギリギリ不快にならないラインでずっとわくわくできてすごい。寺山修司との関連もっかい調べ直したい。
<概説>

老若男女も貧富も問わず、人々は不老不死の法を求めずにはおかれない。秘法を求めて九人の仲間と踏破した聖なる山で、男は何を得ることができるのか。

<感想>

ホドロフスキー映画で現状多分一番好き。

いつも通りにエログロ&スカトロジー&差別的表現満載と人を選びこそしますが、それを無視できるくらいには舞台美術が優れている。

ある時には毒々しいまでに鮮やかな色彩だったり、またある時には生々しい肉体の色ばかりだったりとか。こういった配色からして既にグロテスクで素敵。

セット全体に目を向ければ俯瞰図なのに平面図のようでもある会議室は衝撃的ですし、無意味に回転する奥の間は人間が移動するだけでも楽しい。

悪趣味に悪趣味を重ねることこそカルト映画の本懐と、

全然異なる作品ですがパゾリーニの『ソドムの市』の芸術観を思い出しながら頷いてしまいました。


といっても最期はホドロフスキー作品に落ち着きます。

きっとあの手法を使うのが監督大好きなんでしょうね。
仲間と共にホーリーマウンテンにいる賢者から不死を奪う話
話の筋は単純だが映像が強烈すぎるのと会話がほとんどないので難解に感じる(説明はしてくれる)
他の作品なら見どころになるような監督の性癖を見せられているような強烈な映像の暴力が延々と続く
裸や血や死体が当たり前のように出てくるから感覚が麻痺してくる
仲間になる富豪の職業紹介パート好き
ラブマシーンはマジ凄い
内臓の代わりに鳥出てくるのとか好き
ずっと見てられる系映画
フェリーニとかパゾリーニとか寺山修司とか好きな人は好きなヤツ
けーり

けーりの感想・評価

4.5
この映画を見始めて2.30分くらい経って時差でものすごく眠くなって寝てしまって、寝てしまった。そしたらこの世界観の中に自分が入っていた。2人の男女が棺を運ぼうとしてるところを僕は必死にフィルムカメラで抑えようとしていた。その世界をさまよっていると。に宗教的な音楽が流れ始めてみんながおどりはじめた。それをさらにフィルムで写真を撮っていた。そしたら現地らしい人たちが古いフィルムカメラを売っていた。マーケットみたいなところで。メーカーは何か、ocon ってかいてあった気がする、曖昧だけど。そのカメラたちは結局買わないでまたさらに彷徨っていたら、急に友達とここに観光に来ていたことに気づいて、僕の知ってるランダムの友達と何故か焼肉屋さんに行くところで終わった。
今から続きを見る、、、、

すごい圧巻、人の欲望、もうなんか全てが詰め込まれてる。ファンタジーな世界なはずなのにどこか現実味があるのはファンタジーと言いながらもこういう世界が実在すると心のどこかで思っているからかもしれない。自分の在り方を考えさせられる作品
あ!ミッキーだ!
自分にはまだ早かったです

2021年 286本目
やま

やまの感想・評価

5.0
ホドロフスキーさん、禅僧に師事してたっていうのがめちゃくちゃ伝わってくる。
悟りの過程が視覚的に表現されていてすごすぎ。
ラストシーンの解脱感エグい。

"自分なくし"バンザイ

意味わからんという感覚にストレスを感じてしまう人には向かないけど、個人的にはそこが好き。禅やダダイズムに惹かれる理由もそこにある。

ホドロフスキーさんの映画見てると無性に高円寺行きたくなる。高円寺行きたい。

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色合いがものすごい!

以前友人が遊びに来た時に、共に観ようとしたが、僕だけ寝落ちてしまった。後で彼から簡単に内容を聞いて気になったので改めて観賞。

然し最初の30分で、午前中のウーバーイーツの配達の疲れが出たのか、とても眠くなってしまい少し仮眠を取った。二時間程してから続きを観た。

分からない所が多々ある。世界史を学んでいれば尚楽しめるのだろうなと思う場面が多い。

どんなに不利益、つまらない、意味ない事を経験しても、実感を得るためには必要な過程だ。
だるま

だるまの感想・評価

5.0
もし、織田信長が天下統一をしたら、
もし、ジョンレノンが生きていたら、
もし、白人と黒人の歴史が逆転だったら、、。

今の作り上げられた世界は今まで生きてきた人間が作り上げた。だからこそもし歴史の事象が異なっていたならば、今の世の中も違っていたかもしれない。たまたまの重なりの結果が今の作り上げられた世界でしかない。

また作られた規律や社会で生かされた結果、作られた当たり前から思考の点においても、身体の点においても抜け出せなくなってしまった我々。
皆と違った発言や行動をすれば「おかしい人」と否定される。

いやいや、作られた「普通」というものに疑念を抱かず大多数と同じことしか考えられず、生きることしかできないほうが
「おかしい」のではないか。

バックグラウンドも生き方も全く異なる千差万別な我々人間。
人間は本来もっと自由で想像力豊かで、アートで変態である。
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