このレビューはネタバレを含みます
数年前「エル・トポ」を単なる西部劇と勘違いしてレンタルし「なに、コレ⁈」の嵐に巻き込まれて撃沈。
解説をネット上で検索しまくっているときに知った同監督のこの作品。
どーせワケあり物件だろうとしばらくスルーしていたが、ふと魔がさしてTSUTAYAでレンタル。
いきなりハエのたかったオヤジの顔面にうぇっとなったものの思ったよりすんなり物語はすすむ。確かにグロいし、チンコとオッパイのオンパレードだし、特に前半は意味わかんないんだけど「エル・トポ」ほどの嫌悪感がない。むしろ面白い。
画面に登場 する小道具や装置類は安っぽいのにユーモラスでカッコいい。
後半の町の人が血みどろになる場面のバカさ加減は大きな見どころ。
最後の蒲田行進曲的なオチは結局「お前ら妄想に浸るのもいいけど、しっかり足元も見なよ」って言うシンプルな解釈でいいのかな。
もっと色調の彩度を上げて、ギラギラしたバージョンとかを見てみたい。