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映画 ドラえもん のび太と緑の巨人伝のぐりのレビュー・感想・評価

3.3
映画ドラえもんシリーズ28作目!今回は(テーマとなることが謎に多い)環境問題モノですね。生き物に優しいことで有名なのび太ですが、今回は木の苗を拾ってきました🌱その名もキー坊!愛らしい見た目とコミカルな動きが可愛い😻いつもはすぐ「元の場所に戻してきなさい!」と言いがちなママも今回ばかりはキー坊に甘々😹クスッと笑えるシーンも多く、いつもより若干ぽっちゃりしている(笑)ジャイアンをはじめ、のび太やドラえもんのジワジワくる顔芸や動き、キー坊とリーレ姫の森の中での攻防戦などに前半はとても楽しませてもらいました!

しかし、残念ながら後半は…

正直、映画ドラえもんには描いてほしくなかった極端な内容でした。どうして環境問題のことを子供(声優含め)に言わせちゃうのかな〜…台詞らしからぬ発言ばっかり😔最後のキー坊の演説なんて、あからさますぎてだいぶ酷かったな😔"未来を担う君(子供)たち"とか言うけど、結局は"未来に託す"とでも言いたいように感じてしまった。地球(宇宙)のすべての生命は皆平等であり、共生しているということ、互いに支え合って生きているということを強く自覚し、行動に移すことが大切だというメッセージはよくわかる。わかるけども、本作はテーマ性が強すぎて、娯楽としての映画ドラえもんが失われてしまったように感じた。前半はまだ楽しめたけど、後半に関しては全く笑えなかったよね😔キー坊が無惨な姿になっていたシーンはショッキングすぎて…🥲戦争のような展開になってしまったのも、よくわからない謎オチになってしまったのも、最後(可愛らしいキャラクターであるはずの)キー坊にあんな演説をさせてまとめてしまったのも、謎にジブリっぽかったのも、凄く残念でした。

ラストののび太とキー坊の別れ/家族との再会には涙を誘われましたが…🥲結局コレは誰に観てもらいたかったのかな?と、本来の映画ドラえもんのスタイルを壊しかねない、映画ドラえもんとして好ましくない作品のように感じられました。あくまでも映画ドラえもんは子供/家族向け作品として、子供でも大人でも、みんなが笑顔になれて勇気を貰える、そんな作品を作り続けてほしいなと思います。

PS
土地開発の現場をみんなで見ているシーン、みんな悲しそうなのにスネ夫だけ「ま、普通でしょ」って何とも思ってなさそうだったの、上手く言えないけどマジで良い演出だった。違う視点を教えてくれるスネ夫はやはりキャラクターとして良い。言ったあと気まずそうにしてたけど(笑)

〇(映画)ドラえもんあるある
・ドラミちゃんの登場シーンのBGMがかわいい

〇みんなの迷言シリーズ
・キー坊を初めて見たジャイアン「なんだお前すげぇ緑だな」←サラッとしてて好き
・リーレ姫の演説を聞いたしずかちゃん「偉い人の一言でみんなの意見が決まっちゃうのね…」←なんか︎…しずかちゃんに言わせないでよ…ってカンジ…😔
・水汲みに行ってきたジャイアンを見たスネ夫「こういうときになると頼りになるのな、ジャイアンって」←映画ドラえもんあるある
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