Rui

さよならジュピターのRuiのレビュー・感想・評価

さよならジュピター(1984年製作の映画)
4.0
この映画へのレビュー平均点の低さはいじめっぽいと思う...。確かにストーリーは整理しきれていない感じはあるし、胸糞キャラクターはいるし、勧善懲悪っぽいのに敵の演出が弱いのはあるけれど。

特撮はミニチュアを中心にかなり頑張っているし、音楽も素晴らしい。
木星太陽化とか、天才少年科学者のカルロスとか、ただのアメリカのパクリではない要素も作り出そうとした意思も感じる。
なにより80年代の夢が詰まったような独特の雰囲気...率直にとても好きだと思いました。

ラストの松任谷由実の主題歌で締まる感じとか、まさにエヴァンゲリオン劇場版の宇多田ヒカルの役割の元になっていると思うし、この映画が無かったとしたら日本のSF
は今よりもさらに酷いことになっていたかもしれない。

とにかく小松左京のロマンチストぶりや、真面目に制作したことを認めてあげたい、と思ってしまったのです...。でも、ジョーズが要らないのには完全に同意。
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    SF映画のことばかり。とかいいつつ、たまに全然関係ない映画も...。 フォローしてくれた方はフォローします! 4.0〜 一癖も二癖もあり、心に残る名作 3.5〜 面白いと思えるシーンのある良作 3…

    SF映画のことばかり。とかいいつつ、たまに全然関係ない映画も...。 フォローしてくれた方はフォローします! 4.0〜 一癖も二癖もあり、心に残る名作 3.5〜 面白いと思えるシーンのある良作 3.0〜 強く響く要素のなかった作品