炭酸煎餅さんの映画レビュー・感想・評価

炭酸煎餅

炭酸煎餅

黄龍の村(2021年製作の映画)

3.0

詳しく知らずに観て!とか言われているのでそのまま観てみたんですが、

あ~~なるほど阪元裕吾、これは確かに阪元裕吾、白石晃士じゃなくて……

ってなりましたねw

1時間でサクッと観られるたのしいえい
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宇宙の彼方より(2010年製作の映画)

2.6

ニコラス・ケイジ主演の「カラー・アウト・オブ・スペース」よりも一つ古い、同じくH.P.ラヴクラフト作の短編小説 "The Colour Out of Space" (邦題「宇宙からの色」「空の彼方の色>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

-

スコア付けようかと思ったけどこれ星いくつとかいう映画じゃないなと思い直したのでヤメ!w
どう見てもマーベル方面からのマルチバースブーム (?) の流れに乗ってきた感じだったのに(なんなら最初にパッと聞
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ネムルバカ(2025年製作の映画)

3.1

原作は既読で石黒正数ファン組。
「ベビわる」を初めて観た時、日常パートでなんかこの空気感、知ってる気がするなーと思って(そうだ、アレだ)と気が付いたのが「ネムルバカ」だったので、監督が阪元裕吾と聞いた
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暗闇でドッキリ(1964年製作の映画)

2.8

邦題にやる気を感じられない「ピンク・パンサー」シリーズ全体の2作目、かつ前作「ピンクの豹」の副主人公、クルーゾー警部の主役シリーズの1作目。あなややこしや。

前作のマクガフィンである宝石"ピンクパン
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スペースボール(1987年製作の映画)

3.6

みんな大好き「スター・ウォーズ」の、今となっては言わずと知れないかもしれないパロディ映画。

キャラクターのデザインとかはいかにも「スター・ウォーズ」をダサくしたようなパチモノ感あふれる造形ですが、模
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劇場版 マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿 鬼灯村伝説 呪いの血(2024年製作の映画)

3.1

タイトルなっが

他に観たい映画はいくらでもあるのになんでこういうの見付けると引き寄せられてしまうのか……
TRPGはやった事あってマダミスの事もざっくりとは知っているんですが、まさか "~を、元にド
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Broken Rage(2024年製作の映画)

2.9

北野映画鑑賞2作目。
「前半で真面目にやって後半でそれをパロディ化する」という実験作的な構成ですが、しかし仮に前半だけ取り出して一本の短編として完成しているか?というとわりと話の段取りは雑だしオチても
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ビーキーパー(2024年製作の映画)

3.9

ジャンル:ステイサムが悪人をやっつける映画。以上!という感じの、「ほーいいじゃないか こういうのでいいんだよ こういうので」映画。

開始5分でトリガーが発生して10分で動機が成立して、20分までには
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

4.2

オタクこじらせた監督が趣味全開で撮ったハリウッド製和製マカロニ・ウェスタン復讐劇。という感じの闇鍋映画。
……みたいな意味わかんない形容しか出来なくないですかこの映画?w

タランティーノ監督作品の「
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邪願霊(1988年製作の映画)

-

☆付けは対象外としてパス。
日本の「心霊ビデオ」系モキュメンタリーホラーの嚆矢となる作品と聞いて観てみました。

まー今となってはなるほどなー、という感じですが、1988年という制作年の早さは驚き。
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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

えー……何がしたかったんですかね、これ……?w
少なくともジャンル的に、絶対にホラーじゃなくてサメ映画的なサムシングである事だけは確かだと思うんですけど……。

とりあえず、☆は出てくる度に死ぬかと思
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ボーダーランズ(2024年製作の映画)

3.2

原作ゲームはたしか2と3をやった……気がする。

色々記憶の彼方な事もあって「こんな話だっけ?」という感じもあるんですが、とりあえず覚えてるキャラはそれっぽっかったように思うので、キャラクターの再現度
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.0

そんなわけで?劇場以来の再鑑賞。何とは言わないけどちょっと思い出しただけ。

公開当時も思ったんですけど、今回観てもやっぱりこれ、「庵野秀明が監督したテレビ番組『シン・仮面ライダー』のちょっと雑な総集
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機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(2025年製作の映画)

4.1

これ感想ムズカシイんですよねえ……

いや面白かったんですよ、実際。
劇場で笑うわけにもいかず口を抑えて独り悶絶してた開幕0秒の衝撃から、後のガンダム作品や数々のアナザー物を思わせる要素を盛り込んでつ
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.8

タランティーノ監督作品の中でもあんまり話題に上がらない気がする第3作。(実は私も調べるまで知りませんでした……)

そっち方面は観たこと無いので分からないんですが、ブラックスプロイテーション映画という
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アルマゲドン2024(2023年製作の映画)

-

なんか、めっちゃSFっぽいセリフ(だけ)でめっちゃ状況とか理屈を一生懸命説明してくれるんですけど会話が成り立ってんのか成り立って無いのかもさっぱり分かんなくてほんとビックリするくらいに中身がまっっっっ>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.8

「レザボア・ドッグス」に続くタランティーノ監督の第2作目。

何か観ていて「レザボア~」と姉妹作的な雰囲気が感じられて、なんだか監督自身が自覚的に"タランティーノ・スタイル"でもう一本撮ってみた……と
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.6

いまさらな定番作ですが、初見で観ました。

SF的にはこんなんバレずにすり抜けるの無理でしょ……と思わせる管理社会の設定と諸々の展開のガバさの齟齬は結構気になってしまったんですが、物語の主題としては「
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帰ってきたエクソシスト・シャーク(2024年製作の映画)

-

「舐めてんの?」とイラッと来る感じは相変わらずですが、ゲロフェチ趣味とエンド後のショッピングモール散策が無い分、前作よりはマシになってると言えなくもない気がしないでもないかもしれません。
まあマイナス
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陪審員2番(2024年製作の映画)

4.7

面白かった!

わりとあからさまに「12人の怒れる男」が元ネタなんだろうなあ、というシチュエーションではあるんですが、そこにたった一匙、陪審員に選ばれた主人公の「自分は、もしかしてこの件の容疑者なので
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賞金稼ぎ(1969年製作の映画)

3.2

「ゲベール銃ってこんなんだっけ……?」とか思ってはいけない娯楽時代劇。
お話は一応シリアスな潜入ものではあるんですが、時代考証やらリアリティやらなんやらは全部「いんだよ、細けぇ事は!」とばかりにぶん投
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忍者武芸帖 百地三太夫(1980年製作の映画)

2.9

皆さん言ってらっしゃいますけど「真田広之をアイドル的に売り出したくて作ったPV映画」ですね、これw
開幕早々歌まで歌ってますし(何故か作詞は野際陽子)、まあ方向性が分かりやすくていいと言えばいいんです
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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

3.2

な ん だ こ れ ww

もはや今更ながらの"モキュメンタリー"ってなんだっけ……?となるトンチキ霊能バトルコメディって感じですが、展開には過去作の焼き直し的なところもありながら、なんか工藤の飼い主
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セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

2.0

まあ、今となっては文化史的な感じですかね……。
コメディにしてもちょっと無理ありすぎな展開だし、なんというか「清純そうな女子高生をこんな目に合わせて穢したい・堕としたい!」みたいな特殊な趣味性も感じら
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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

3.1

ネコチャン!!

公開前の宣伝からはどういう映画なのかさっぱり分からず、何これ現代版「カプリコン・ワン」??とか思ってたんですが、蓋を開けてみたらまさかの「陰謀論を原作に自由に二次創作したラブコメ映画
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Apple Original Films『ウルフズ』(2024年製作の映画)

3.2

Apple tvが2日と7時間(これを「3日」と宣伝する欺瞞……)限定の無料開放との事なので。

ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットという2大スーパースターの共演、という絵面の華やかさに対してどう
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ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

3.2

ゲーム「メタルギア」シリーズの主人公・スネークの元ネタが出てる事で有名なB級カルト映画。(リボルバー・オセロットの方のモデルになったリー・ヴァン・クリーフも出てるのは知らなかった……)

撮りながら考
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魔界転生(1981年製作の映画)

4.0

映画「室町無頼」公開記念ということで(なんでだ)せっかくの無料配信なので。

大昔に一回観た事はあると思うんですが……いやー、「ザッツ・エンタテインメント!」って感じですねー。
「僕が考えたスーパー歴
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雲のように風のように(1990年製作の映画)

3.4

ひょっとしたら放送当時以来の再見かも……。
(本作は当時創設された「ファンタジーノベル大賞」の第1回受賞作品「後宮小説」を半ば賞品の一部だった企画によりスペシャル番組としてアニメ化した作品なので、正確
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.5

監督1作目の作品でついに今監督作品をコンプリートしました。

今の目から観るとわりとサイコサスペンスとしてはベーシックな内容で、まあ正直犯人の正体含めて展開に驚き自体はそんなに無いんですが、今監督得意
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お坊さまと鉄砲(2023年製作の映画)

5.0

めっちゃいい映画でした……。
説明や予告を見てもどんなお話なのかまるで見当もつかず、あまり馴染みのない"ブータン映画"(制作上は多国合作みたいですが)という物珍しさもあってめちゃくちゃ気になってしまっ
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八犬伝(2024年製作の映画)

4.2

原作は未読(観た後興味が湧いたので帰り道に買って来ちゃいましたが)で、「南総里見八犬伝」についてはまあオタクの基礎知識的な感じでざっくりした事は知っている、くらいの状態で鑑賞。
ポスタービジュアルや紹
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三人の名付親(1948年製作の映画)

2.0

「東京ゴッドファーザーズ」の着想元ともされる、ジョン・フォード監督とジョン・ウェイン主演による1948年製作の古典的西部劇映画。(原作はさらに古く、1913年出版のアメリカ小説だそうです)
「3人組が
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

5.0

今敏監督による、「◯◯と現実が溶け合う」シリーズ……ではないリアル系のドラマ映画。
ファンタジー・SF要素も無くて(まあ「奇跡的偶然」の数々は起こりますが)本当にそのまま実写でも撮れそうなドラマなんで
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ビューティフル ドリーマー(2020年製作の映画)

3.7

ナカグロが無い方の「ビューティフルドリーマー」。
これは……一体どう観たらいいんだろうなあ……w

押井守が書き下ろした原案「夢みる人」を本広克行が撮った、学祭にむけて映画製作に臨む映画研究部の大学生
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