トルーマンバロウズ

さよならジュピターのトルーマンバロウズのレビュー・感想・評価

さよならジュピター(1984年製作の映画)
3.5
時は西暦2125年、宇宙に進出した人類は深刻なエネルギー不足を解決するため木星を太陽として利用する壮大な計画を進めていた。
そんな中、巨大なブラックホールが発生し放っておけば太陽と衝突するコースに進んでしまい・・・・。

三浦友和主演の地球の危機を救うために木星爆破計画を進める人々を描いたSF大作。
まず特撮の出来に関してはしっかりと評価できるレベルにあり個性豊かな宇宙船の数々や木星の嵐、巨大なエイリアンの宇宙船など見ごたえバッチリで非常に素晴らしい出来であった。
また有名な無重力セックスシーンなどに代表されるラブストーリー要素もわりと強くSF版ロミオとジュリエットと言えなくもない作風は好きな人にはたまらないかもしれない。
ただ木星爆破、エイリアンとの遭遇、ラブストーリー、サメとの戦いなど確かに一部詰め込みすぎな感じはありやや中途半端な印象が残ってしまったのは少し残念であった。
全体的にもう少しテンポ良くまとめていたらもっと評価されていたかもしれない惜作であった。